日頃ベビコにたくさんのメールや
お便りをいただいています。
その中の多くが、妊娠中や子育てに関するご質問。
今回はその中から気になるものを、
専門の先生たちにお伺いしてみました。
マタニティ&子育ての悩みに
お答えいただいた先生方
管理栄養士、国際薬膳師
岡本正子先生
助産院で管理栄養士を勤めるかたわら、各地で母子のための「食」の講習会を行ない、活動の場を広げる。育児雑誌の離乳食やマタニティ食のレシピ監修や『子どもが元気に育つ 毎日の簡単ごはん』学陽書房、『妊娠&授乳中のごはん150』日東書院などに執筆。
かねこクリニック
金子光延先生
産業医科大学医学部卒業。産業医科大学病院小児科・国立中津病院小児科・聖マリア病院新生児科・横浜労災病院小児科で勤務したのちに開業。前静岡赤十字病院小児科副部長、日本小児科学会専門医、労働衛生コンサルタント、医学博士。
保育士
木下啓子先生
園勤務など、保育士として長年、子どもたちと接するかわたら、自らも4人の子育てに奮闘。子どもの成長に沿った「育む保育」と、自らの経験を生かした「がんばり過ぎない子育て」をモットーに親子交流を続けている好奇心旺盛なベテラン先生。
矢島助産院
矢島床子先生
母と子のサロン矢島助産院院長兼助産師。22年間でとりあげた赤ちゃんの数は約3800人。心と身体で感じる自然で安心できるお産のサポートで都内でも大人気の助産院に。子育てのサポートも積極的に行い、地域ぐるみの子育てを実践している。

特にはじめての妊娠なら
ちょっとしたうわさ話だって気になってしまうもの。
出産にまつわるあれこれを根掘り葉掘り聞いちゃいましょう。
妊娠6ヵ月になるところですが、まだ出産する産院を決めていません。取りあえず行ってみて、やっぱりやめますということは言えますか?
★通いやすい場所(妊娠後期になると動くのが大変になるので)
★バースプランに合うところ(自分の希望に合うところ)
これが、産院選びの基本です。
病院側としての気持ちで言うと、妊婦健診をしてきたところで出産していただきたいんです。それは、ママの体調、胎児の様子を何ヵ月も見てきたから、いざ! というときすぐに対処できますし、何よりも病院側とママとの間にも信頼感が生まれて、このママと赤ちゃんが健康な出産ができるように、と親身になれるんです。
(矢島先生)
つわりも治まってきたので、いろいろと食べたいのですが
「マグロやウナギは食べてはいけない」と会社の人たちからいわれています。
妊娠中に食べてはいけないものを教えてください。
原則的に食べていけないものはありませんが、体がデリケートになっていますから、日頃食べつけないものは控えたほうがいいでしょう。いろんなものをバランス良く楽しく食べるのが正解。
「マグロやウナギは食べてはいけない」というのは、安全性の問題です。有機水銀の害があるからですが、毎日のように食べなければ問題ありません。アレルゲンとなりやすいもの(卵、牛乳、小麦)も食べてさしつかえありませんが、ばっかり食べはしないように。妊娠中から、和食中心の食事に慣れていると、産後、親の食事から離乳食を取り分けるのにラクですよ。
(岡本先生)
妊娠9ヵ月ですが、最近、歩くとお腹が張ります。
赤ちゃんは大丈夫?
特に主治医から注意を言われていない場合、妊娠後期にお腹が張るというのは、陣痛の準備段階に入ったことを知らせてくれるものです。
でも、痛みがひどかったり不正出血があったら、すぐに主治医に相談してください。自己判断が一番危険ですよ。(矢島先生)



















