ママの体のことの記事

「骨盤底筋」とは、子宮や下腹部の内臓を支える働きのあるインナーマッスルのこと。産後は骨盤底筋がゆるみやすく、内臓が下垂ぎみになります。内臓が下垂すると…●ぽっこりおなか ●下半身太り●便秘 ●むくみ ●尿もれなどの原因にもつながります。自宅でできるトレーニングで内臓を正しい位置に戻し、からだ本来の機能を取り戻しましょう!骨盤底筋のトレーニング方法①あぐらをかき、両手を腰にあてる。②膣(下腹部のあたり)を、おへそに向かって引き上げるようにしめる。[トレーニングのPOINT]膣をしめるときは、おしっこを我慢するイメージで行いましょう。上手に引き上げられていると、下腹部がキュッとしまります。エクササイズを教えてくれた先生藤井 美紀(ふじい みき)先生女性専門ボディメイクトレーナー。出張パーソナルトレーニングTOPSTYLE代表。自宅でできるボディメイクやエクササイズを指導。HP:http://www.topstyle-pt.com/
babyco編集部

これがはじまったら出産はもう間もなくです!
~出産直前にみられる体の変化 ~
おしるし 子宮口が開きはじめることでほんのりと出血する、出産前のお知らせです。
この時期に出血があると少し不安になるかもしれませんが、多くのママにみられる兆候ですから、いよいよ出産が始まるのだと心構えをしましょう。おりものに少し出血が混じった状態の人もいれば、軽い生理程度の人などさまざまですが、臨月に入ったらおりものシートなどをしておくといいですね。
おしるしは何度も症状がみられる人、おしるしがないまま陣痛が始まる人などまちまちですが、おしるしがあってから数日後に出産というケースが多いようです。
おしるしがあったからといって、安静に過ごす必要はありません。普段通りの生活を送るほうが、スムーズな陣痛に繋げることができます。
陣痛 陣痛は、赤ちゃんを産みだすために子宮が収縮することで起こる痛みです。出産はこの陣痛のタイミングにあわせて進んでいきます。
最初は、陣痛を感じる間隔も不規則で痛みも軽い、前駆陣痛という状態から始まります。
前駆陣痛が始まると、子宮口は少しずつ柔らかくなり、開いていきますが、これは本陣痛とは違うので、この段階ではあわてて病院に行く必要はありません。
そして、不規則だった痛みが徐々に規則正しく繰り返されるようになったら、本陣痛の始まりです。痛みが出てから次の痛みが出るまでの時間を計るようにして、10分間隔になったら病院に連絡をするのが一般的です。
5分間隔になってから病院に来てくださいなど、ママの体の状態にあわせた指示をしてくれるでしょう。初産よりも経産婦のほうが子宮口が開きやすいので、陣痛の間隔が早く短くなる傾向にあります。
破水 破水は、赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて羊水が流れ出ることです。これにも個人差があって、少量ずつじわじわと羊水が出てくる場合もあれば、パン!という音と共に一気に羊水が流れ出る場合もあります。 通常はおしるしや陣痛の後に子宮口が全開になってから破水しますが、破水があったのなら、至急出産予定の病院に連絡をしましょう。 出産前はこうした兆候が現れることを、事前にパパにも伝えておき、いざというときパパも対処ができるように心構えをしておいてもらえるといいですね。
babyco編集部

妊娠中のおなかをサポートしてくれるプレママ必須アイテム妊婦帯をチェック!
おなかが大きくなってきたら、必ず着用してほしい、妊婦帯。
遅くとも妊娠5ヵ月ぐらいになったら、揃えるようにしましょう。
いくつかのスタイルがあるので、自分に合った、快適なものを選んで!
通勤用のパンツスタイルにあわせた「パンツタイプ」、家でリラックスするときは「腹巻きタイプ」など、シーンによって選ぶといいですよ。
●腹巻タイプ付け外し、周囲を調整できるので、初期から産後直後まで幅広く使えます。おなかをやさしくサポートしてくれるので、締め付けが苦手な人におすすめ。
●ベルト(サポーター)タイプ中期以降はおなかがぐんと大きくなって、腰をそったり、重いおなかを腰で支えたりと、腰痛に悩まされるママもいるでしょう。おなかの丸みを立体的にサポートしながら下から支えるベルトタイプは、そうした腰への負担をやわらげてくれます。周囲も調整できるので、その都度、心地よいフィット感を保てます。
●パンツ(ガードル)タイプずり上がったりすることがないので、外出時や通勤時はパンツタイプがおすすめです。締め付ける一般的なガードルとは違い、立体的なお腹を機能的に支えてくれます。
●骨盤ベルトタイプママの体は肉付きが変わるだけでなく、出産しやすい体へと骨格から変化します。骨盤もゆるんでくるので、骨盤ベルトでしっかりサポート。骨盤を安定させることで産前の腰痛対策にも。産後はゆるんだ骨盤をしっかり締めて、徐々に産前の状態に近づけましょう。
●さらし帯タイプ昔から使われている綿素材の帯タイプ。おなかをおさえつけず、下から持ち上/げるように巻くのがポイント。
妊娠5ヵ月目の戌の日に、出産の無事を祈る「帯祝い」を行いますが、その時にさらし帯を神社でそろえるママもいますね。
babyco編集部

妊娠初期のつわりの原因はホルモンバランス?
つわりというものは知っていても、どうしてつわりになるのかわからないでいると不安ですよね?
つわりの原因の一つは、ホルモンバランスの影響です。胎盤を作るために必要なプロゲステロンというホルモンが増加することで起こります。
妊娠初期の頃のつわりの原因は多くがこのホルモンバランスによるものです。
つわりのときは、食べ物の匂いが気になったり、食欲がわかなくなったりしますが。
そんなときは…
★少し冷まして食べる
★酸味を少し加えてみる
★無理なく分けて食べる
など食べやすい方法を探しましょう!。
つわりの時、食には個人差やなみがあって、「のど越しがよいものが食べやすかった」、「消化がいいものが自分にはあった」など、さまざまです。なかには、「歯ごたえのあるものをよく噛んで食べたら便秘も解消されて胃がラクに感じた」という先輩ママもいますよ。
つわりの時期は味覚が変わるという人も多いですから、自分が食べやすいように味付けをしたりして工夫をしていきましょう。
でもあまり神経質にならず、「食べられるときに食べられるものを取る」ぐらいのアバウトな心持ちで大丈夫。1日3食にもこだわらず、少しずつ分けて食べてもいいですよ。 おなかのなかの赤ちゃんのためには、ママが元気でいられることがとっても大切。
妊娠中期のつわりは胃もたれ?
妊娠5カ月頃は、胎盤が完成しだすので、多くの人はつわりが治まり始めますが、それでもこの時期につわりを感じるなら、胃もたれが原因かもしれません。
子宮が大きくなってくることで胃が圧迫され、胃酸が逆流したり、便秘で胃もたれを感じる人もいます。
便秘かな? と感じたら、食物繊維の多い食事を心掛けましょう。
ごはんに雑穀を混ぜたり、玄米にしてみたり、パン類も全粒粉にしたりするといいでしょう。
妊婦さんでもできる適度な運動を取り入れることでお通じがよくなることもあります。
妊娠中は運動不足になりやすいので、お腹に負担がかからないようなストレッチやウォーキングもおすすめです。
つわりのときの食事法
1日3食にもこだわらず、少しずつ分けて食べてもいいですし、もしもこの時期に食事が取れなくても、妊娠5ヵ月頃になれば、赤ちゃんの体つきもしっかりし始めているので、赤ちゃんには大きな影響はありません。
また、妊娠中のママは脚気になりやすいので、食事の栄養バランスには気を付けましょう。
特にビタミンB1が不足すると脚がつりやすくなるなどの症状がでてきます。
そんなビタミン不足にはサプリメントを使用してみるのもおすすめです。
万が一、水分を取るのもつらいようなら、かかりつけのお医者さんに早めに相談してみましょう。
この時期は、消化に悪い油っこいものや炭酸飲料などの消化しづらいもの、胃を圧迫するようなものをはつわりを誘発しやすいのできをつけて!
babyco編集部

必ず試着をしたい、ブラジャー選び
どのタイプも、授乳をしやすいようにフロントオープンやサイドオープンになっているものを選ぶと、産後の授乳時にも使えて便利です。
●ワイヤレスブラ
体のラインはきれいに見せたいけれど、締め付けられないようにしたいなら、
ワイヤレスのブラジャータイプがおすすめ。
●ハーフトップ
とにかくラクが一番、圧迫されるのが嫌、家にいる時間が長いといった人なら、
ハーフトップを選びましょう。
●ブラトップ
キャミソールやタンクトップの内側にブラジャー機能がついたブラトップ。
冷え防止にもなります。
母乳のことを考えると、乳腺の発達を妨げず、締め付けすぎないものを選ぶのがおすすめです。でも、職場によってワイヤーブラが必要な場合もあるかもしれませんね。
マタニティー専用のワイヤーブラもありますが、短時間を心掛けるようにしましょう。
授乳時の母乳漏れを防ぐ、母乳パッドが挟めると、産後も便利です。
ワイヤーやゴムはしっかり支えてくれますが、圧迫を感じる人もいるかもしれません。
下着だからと遠慮せず、試着してみて自分にあったものを選びましょう。
機能性を備えたマタニティショーツ
●すっぽりタイプ
お腹をすっぽり包んでくれるマタニティ―ショーツは、お腹の赤ちゃんをサポートするだけでなく、冷えからも守ってくれます。ウエストのゴムが調整可能なタイプなら、出産前後まで利用可能。この時期、敏感肌になるママも多いので、肌触りはもちろんですが、通気性・吸水性のよい素材を選びましょう。近頃は、ボクサータイプなどもあって、パンツスタイルでもラインが出にくい工夫もされています。
●ローライズタイプ
お腹を下から支えるローライズタイプは、胃を圧迫しないのが魅力。
ウエスト部はゴムを使わず、幅の広いストレッチ素材でお腹を下から支えます。
産後も使いやすいデザインですが、お腹が大きくなってハリを感じるときは、
妊婦帯などと組みあわせて上手に使いましょう。
●産褥ショーツ
産後は、数日から数週間に渡り、子宮に残った血液が悪露(おろ)として排出されます。
そのため、生理用ナプキンより一回り大きな産褥パッドを使います。
また、会陰切開や帝王切開など、ママの体は思うように動きません。
ショーツを脱ぎ履きするのもひと苦労。
そんな体調でパッドを取り換えるので、下着を脱がずにパッドを取り換えられる産褥ショーツがあると便利です。漏れ防止に防水加工がされているものもあります。
初めて見るママも多いでしょうから、マタニティ―ショーツを選ぶときに産褥ショーツもチェックしてみましょう。
産院によっては、出産セットに含まれていてママが準備する必要がないところもあるようなので、確認してみてください。
babyco編集部

16週目からは、妊娠中期とされる時期に入ります。
おなかの赤ちゃんの体つきもしっかりし始め、
頭、からだ、手足と3等身にはっきりとわかれてくる頃です。
背骨や肋骨も超音波写真で確認できるようになって、骨格も形になってきます。
まばたきをしたり、指しゃぶりを始める赤ちゃんもいるんですよ。
お腹の中でぐるぐると回るようにもなるので、胎動を感じられるママもいます!
初めて胎動に気付いたときは、感動的。
これから出会える赤ちゃんとの生活が待ち遠しく、愛おしく感じられますよ。
胎動があったら、パパにも教えてあげましょう。
ママの体は、妊娠5ヵ月頃から胎盤ができあがってきて、安定期に入ります。
つわりなどがおさまり、体調がいいときは、軽いヨガやお散歩など、運動も心掛けましょう。
妊娠中におすすめなのは、有酸素運動です。 適度に体を動かすことで、太りすぎの予防にもなりますし、血行がよくなることでむくみや冷えも軽減されますよ。
とはいえ、多胎妊娠や早産などの傾向がみられるときは、控えましょう。
順調な人も、かかりつけ医に相談してからはじめると安心ですね。
babyco編集部

妊娠がわかったら妊娠線ケアはすぐにはじめるの?妊娠をすると、いままであまり気にとめていなかった「妊娠線」について気になり出しますよね。極端なことをいってしまうと、妊娠線ができたからといってお産の安全性には関係がありませんし、赤ちゃんが困ることではないので、「できても気にしない!」というママもいるでしょう。実際に、ママたちは妊娠線予防をしているのでしょうか? babycoママたちにリサーチしてみました!気になるママの妊娠線予防についてはこちら▼babyco会員のママ350名が回答!妊娠線対策している?妊娠線クリームランキングも大公開!
妊娠5ヵ月ごろでも妊娠線ケアは必要?赤ちゃんもママも安定している時期ですが、 妊娠5ヵ月ごろになるとおなかが急激に大きくなってきて、妊娠線ができる人も!
妊娠線は早期ケアがポイントです。オイルやクリームなどでマッサージして予防を心がけましょう。
またこの頃から、子宮が大きくなり、腸を圧迫し始めるので便秘や痔になりやすくなりますので、適度な運度や食事に気を配るようにしましょう。
一度できてしまった妊娠線を消すことはできませんから、気になるなら、早め早めの予防にこしたことはありませんよ。では、どんなケアをすればいいでしょう?◆肌をしっかり保湿おなかが大きくなってくると、皮膚が伸び、皮膚のバリア機能が壊されて妊娠線ができます。肌が乾燥していると、皮膚の伸縮機能も低下して、皮膚のバリア機能も壊されやすくなるので、保湿を心掛けて、クリームなどで保湿しながらやさしくマッサージをしましょう。マッサージはおなかの赤ちゃんに影響しないように、やさしくやさしく、が鉄則ですよ。妊娠線のメカニズムと保湿マッサージについてはこちら▼産前産後のボディケア対策
◆適切に体重をコントロールを!急激な体重増加は、妊娠線ができやすくなるとされています。一気に皮膚が伸びると裂けやすいので、徐々に、適切に、体重が増えた方がいい、というと分かりやすいかもしれませんね。また、筋力がある方が皮膚のたるみを支えてくれるので、適度な運動も心掛けてくださいね!妊娠線は、予防したからといって絶対にできないわけではありませんが、できてしまってから後悔するよりも、できる範囲で予防するといいでしょう。妊娠中の疲れやすい体をケアすることでリラックス効果も得られるはずですよ。妊娠後期。どんなにケアをしていても、お腹が大きくなってくると…早期から念入りにケアをしていても、「妊娠線が出てきた~!」と嘆くママも少なくありません。妊娠線は、皮下脂肪が増えることで表面の皮膚が急に引き伸ばされてできる皮膚の断裂ですから、妊娠後期になってこそ要注意。 「私は出てきてないから大丈夫」と安心しているママも、お腹が張っているときは目立たなかったのに産後お腹が凹んでから目立ち始めた! という先輩ママもいるので、ケアをしておくにこしたことはありません。 お腹が大きくなってくると、皮膚が張るのでいつも以上に肌が乾燥しやすくなります。その乾燥が妊娠線の原因にもなるので、保湿効果のあるローションやクリームを気になる部位にたっぷりとなじませるようにしましょう。ママに人気の妊娠線対策クリームランキングはこちらの記事でチェック♪妊娠線はおなか以外にもできる?!妊娠線は急に皮下脂肪が増えることでできるので、お腹だけでなく、乳房などにもできる人もいます。ですからおなかだけでなく、バストも保湿をするのがおすすめです。乳房マッサージとまではいかなくても、保湿ケアをすることで乳腺もほぐれて一石二鳥になりますよ。 保湿ケアは、お風呂上りがおすすめです。肌の乾燥を防ぐためには、高温の長風呂も厳禁です。温めすぎると皮脂が落ちて乾燥しやすくなってしまいますよ。 とはいえ、妊娠線ができても出産の安全性には関係はありません。お腹が張ってしまうほどマッサージをしてしまうのは本末転倒。健康が第一、美容は第二の時期ですから、ゆとりのあるときにできればいいでしょう。
監修:坂田清美先生看護師、助産師、救急救命士
看護師として2年間手術室で働いたのち助産師免許取得。大学病院、個人病院、助産院と20年間助産師として2000を超える出産に立ち会う。さらに地域の保健センターで乳幼児健診・新生児訪問を通し、数多くの子育てママをサポートする。現在は大学教員として、助産師・看護師の育成に力を注ぐ。2男1女の母でもある。
babyco編集部

この時期は、ママの体ケアも大切です。病産院で、産褥体操を教えてもらったママも多いのでは? ママとして気になることの一つに、骨盤ケアがありますよね。
出産にともなって緩んだ骨盤を、産後どうしたらいいでしょう。緩んだ骨盤は、本来ならホルモンの作用などによって自然に戻るはずなのですが、現代人の体は、日常生活の変化から靭帯や筋肉の力が弱くなっていて、昔の人と比べてもとに戻りにくくなっているそうです。
ですから、骨盤をそのままにしておくと、スタイルなどの見た目だけではなく、尿もれ、腰痛や頭痛、血行不良による冷えやむくみ、生理痛の悪化など、ママの体のトラブルの原因になることも。
では、どんなケアをしていけばいいでしょう?
産後すぐは、授乳をすると、子宮を小さくしようとするプロラクチンというホルモンが脳から分泌されるので、自然と骨盤ももとに戻り始めます。産後のケアは、病産院によって考え方も方法もさまざまですが、基本的に悪露がある時期は、無理な矯正をする必要はありません。 1カ月検診が終わった頃や、悪露が落ち着いた頃を目安に、骨盤矯正を始めてみるといいでしょう。産後半年ぐらいまでは、骨盤を矯正しやすい時期とされています。もちろん半年を過ぎても骨盤を調整することは可能ですから、体を休めることを優先して、無理はしないでくださいね。
骨盤矯正には、エクササイズを取り入れてみたり、骨盤ベルトを活用してみる方法がありますが、ベルトの装着については、かかりつけのドクターや助産師さんに相談してみましょう。早く体型を戻したいからといって、無理に締め付けすぎたり、使用時期を守らなかったりすると、かえって骨盤の歪みを悪化させてしまうこともありますよ。 腰痛や骨盤ケアに効果的な自宅でできるエクササイズの方法を、助産師さんなどに相談してみましょう。
産後の骨盤ケアを取り入れている整体サロンもあります。ときにはパパに赤ちゃんをお願いして、そうしたサロンに通ってみると、気分もリフレッシュできていいですね。 「体の不調をあまり感じないし、大丈夫みたい」というママもいますが、今は大丈夫でも、出産の影響で更年期に不調がでることもありますから、くれぐれもご自愛くださいね。
babyco編集部

妊娠をすると赤ちゃんの成長に伴いお腹が大きくなります。
急激に大きくなるためおなかの皮膚の伸びが追い付かず、真皮が裂けて表皮に赤紫色の跡ができます。これを妊娠線と言います。
妊娠線のできかたは人それぞれでおへその上下に1本だけの人や、10本以上できる人、稲妻のようなひび割れになる人もいるんです。
妊娠線ができる場所も、二の腕・胸・太ももの裏側・ヒップなど個人差があります。
妊娠線は出産後に体が戻っても、消えることはありません。
なので妊娠中からしっかりとケアをしておきましょう。
Q. 妊娠線専用クリームを使った方がいいの?
A. 敏感になっているので自分の肌に合うものを選んで。
妊娠線ケア専用のものは一般のクリームやオイルよりも保湿力が高くて、
伸びもいいと言われています。
けれど、妊婦さんの皮膚はホルモンの影響により普段より敏感になっています。妊娠線ケア専用のものなら誰にでも合うとも限らないので、皮膚の目立たない場所に試し塗りをしてから使用することをおすすめします。
Q. 保湿ケアのやり方を教えて
A. 保湿剤で優しくマッサージ。しっとり肌をキープ。
お腹が大きくなり始めるのは妊娠5ヵ月頃ですが、保湿ケアは妊娠初期から始めましょう。
保湿剤をお腹や妊娠線が出やすい箇所に優しく丁寧に塗り込んでマッサージしてください。1日1回、お風呂上がりや寝る前おの習慣にしましょう。皮膚がしっとりと潤い、やわらかい状態が理想なので、乾燥肌の人は1日2回でも。
Q. どうしたら予防できるの?
A. 急激な体重増加と皮膚の乾燥は大敵!
妊娠線は急に皮膚が引っ張られることが原因なので、まずは急激な体重増加を避けること。妊婦検診で指導される体重増加量を目安にして、適切な食事とほどよい運動で体重をコントロールしましょう。また、皮膚の乾燥も妊娠線をできやすくする原因に。
Q. 妊娠線ができてしまったら、どうしたらいい?
A. 少しでも目立たなくなるようにお手入れは続けて
残念ながらできてしまった妊娠線は完全には消えません。でもお手入れ次第でだいぶ目立たなくなります。妊娠中に妊娠線ができてしまってもあきらめずに保湿ケアは続けましょう。
Q. 産後も保湿ケアは続けたほうがいい?
A. 産後でも妊娠線ができることがあります
乳房は産後もぐんと大きくなります。妊娠中はできなかった妊娠線が産後にできる…ということもあるので、妊娠初期から産後しばらくの期間、体型が落ち着く頃までは保湿を続けて予防&できてしまった妊娠線のケアをしましょう。
【監修者】
坂田清美先生
babyco編集部

妊娠期特有のお腹のはり。
「どんな感覚かよくわからない」というママも多いのでは?
はりは体からのSOSの可能性もあるので、
日頃からはりを意識しておきましょう。
“子宮の収縮によるお腹のはり”を自覚しましょう
妊娠中は、子宮が収縮するとによりお腹がはります。
子宮の収縮は生理的なことなので通常は心配いりませんが、ときには切迫流産・早産のサインとなる可能性のサインとなる場合もあるので、はりの感覚を意識してつかんでおくことが大切です。
けれど、はりの感じや度合いは、「チクチクする」「生理みたい」「お腹が硬くなる」など人それぞれです。
はっていても気付かない人や、便秘やお腹の皮膚が引っ張られることで感じるはりと混同してしまう人もいます。
子宮の収縮は、医師や助産師の触診や胎児心拍モニターで確認できるので、”収縮したときの感覚”を覚えておくとよいでしょう。
こんなときにはりやすい
・お腹(体)が冷えている。
・疲れている。
・きつい下着の着用などでお腹を締め付けている。
・便秘をしている。
・膀胱に尿がたまっている。
・赤ちゃんが激しく動いている。
・おっぱいマッサージをした。
“心配なはり”かどうかをまずはCHECK!!!
体からのSOSの場合があるので、いつもと違うなと感じたら放置せず受診してください。
・横になってもおさまらない
・子宮が異常に痛い
・出血や痛みを伴う
・いつもより頻回にはる
・なんとなくいつもと違う
※妊娠10ヶ月の頃になると、夜寝るときに定期的なはりを感じることがあります。
これは「前駆陣痛」と言い、出産へお準備です。
お腹がはったらとにかくリラックス
お腹がはったらすぐに横になり安静にしましょう。椅子に深く腰かける姿勢は下腹部を圧迫するので、横になるか、背もたれの角度をゆるやかにしてリラックスしましょう。
坂田清美先生
babyco編集部














