ママの栄養バランスを考える献立! 一汁三菜は理想だけど、そうじゃなくてもいい
SNSでも話題になったbabycoママの人気コンテンツ「ママと赤ちゃんの食事&栄養」。
お料理レシピのその前に、栄養バランスについて学んでいきましょう。
監修は、20年以上助産院でママと赤ちゃんのための献立をつくっている、管理栄養士の岡本正子先生です。
まちがった糖質制限(低糖)ダイエットでエネルギー不足に!?
いま、20〜30代のママのエネルギー不足が問題になっているといいます。
エネルギーを十分にとれていないママの食事をチェックすると、糖質制限をしているようにも見られるのですが……みなさんのなかに「低糖質」を意識しながら食事をされている方もいらっしゃるのでは? その方法まちがっていませんか?
ごはん類、砂糖類、同じ糖質なのに違う!
ごはんやさつまいも、フルーツにも甘みはありますよね。でもごはん類の糖質は、ゆっくり消化されるので腹持ちもよく、血糖値がゆるやかに上昇します。
朝ごはんこそエネルギー不足改善の決め手!
1日のエネルギー量が足りていないママは、1日2回の食事で済ませていることが多いそうです。では、1日3食のうち、どのタイミングを抜いているかというと「朝ごはん」。朝は胃腸の動きがにぶく、食欲がわきにくい方も多いのではないでしょうか。
ママ献立 OKポイントと改善ポイント!
ママたちの実際のごはんをのぞいてみると、単品メニューで済ます方が多いそうです。ママたちの普段の食事例をもとに、岡本先生にアドバイスをいただきました。
一汁三菜でなくてもいい! ごはんと具だくさん汁〈一主食 一汁もの〉の献立
市販のフリーズドライの汁もの、カップスープでもOK
妊娠中や授乳中のママの理想的な献立は「一汁三菜」が一番です。でも、おかずをたくさん作るのって大変ですし、毎日続けるのはむずかしいですよね。そこでおすすめなのが「一主食・一汁もの」スタイル。時間に余裕がないときは、市販の汁ものでもいいんです。
栄養素を効率よくとる 食材選びと調理の仕方
ママに必要な「葉酸」「鉄分」「カルシウム」「ビタミンA」の4つの栄養素を効率よくとれる、かしこい食材の選び方と調理のコツをお教えします。
この栄養素は、妊娠中や産後ママだけでなくパパにも子どもにも大切なもの。家族ごはんにも取り入れて、みんなの健康を守りましょう。

魚の栄養がほしいと思ったら、缶詰や小魚がおすすめ!
お魚を調理するときは、お魚のカルシウムも余すことなくとるには、やわらかくて噛み砕ける骨も一緒に食べましょう。とはいうものの、調理や後お片づけはちょっと手間がかかる、というママのには缶詰がおすすめ!
栄養バランスのいい献立って、どんな献立?
よく聞く“バランスのいい食事”ってどんなものだと思いますか?
いろんな食材をふんだんに使った献立? 栄養に関する知識をもつ専門家が考えた献立? いろいろんな考え方があります。
なんでもおいしく楽しく食べることで栄養バランスもバッチり!
肉や魚、くだものなど、あらゆる食材にはいろんな栄養がちょっとずつ含まれています。なので、それらをまんべんなく食べることで、栄養バランスもバッチりです!
朝、昼、夜とママが毎日規則正しい時間にごはんを食べていると、赤ちゃんにも毎日同じリズムで栄養が届くので、おなかのなかの赤ちゃんも、おっぱいを飲んでいる赤ちゃんも、食生活が規則正しくなります。
〜 特集まとめ 〜
子育てをするには、きちんと食べて「体力」をつけるのが一番です。栄養バランスのいい献立をとる秘訣は、なんでもまんべんなく、おいしく楽しく食べること。
もしも食欲がなかったら、菓子パンだってエネルギー補給にはなります。あとは、栄養をプラスすれば、いまはそれでもいい! その食べようとする気持ちを大切にしましょう。
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