赤ちゃん

「赤ちゃん| babyco (ベビコ)」に関する記事の一覧です。

子育ては、赤ちゃんに寄り添っていくことが大切。
日々のコミュニケーションの中で、なんで?どうして?と疑問に思うことはたくさんでてきます。
ここでは『赤ちゃん』に関する記事をご紹介します!
赤ちゃんのあれこれや、ママに知ってほしい情報など盛りだくさんです♩

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赤ちゃんのケアの記事

乳児湿疹の種類とケア方法
乳児湿疹は月齢や季節によって症状もさまざま0歳の赤ちゃんの身体や顔にできる湿疹を『乳児湿疹』といいます。乳児湿疹には、新生児にきびや脂漏性湿疹、乾燥や汗などによってできる湿疹などがあり、赤ちゃんの月齢や季節によって現れる症状もさまざまです。基本的には、症状に合わせて自宅で正しいケアを続けていれば自然と良くなります。ただ、じくじくしていたり、かゆみの強い湿疹である場合やスキンケアを続けても改善しないときには、かかりつけの専門医に診てもらいましょう。乳児性湿疹は、皮膚の未発達が原因でおこります。これも清潔と保湿が重要。そして、こすらず、刺激しないようにしましょう。 生後3週間〜2カ月頃の湿疹 生後2カ月以降の湿疹 イラスト:大迫緑 今回お話をお聞きしたのは矢島床子先生母と子のサロン矢島助産院 院長兼助産師23年間にとりあげた赤ちゃんの数は4000人以上。心と身体で感じる健康的なお産のサポートをおこなっています。
babyco編集部
赤ちゃんのアレルギー症状のこと①
「アレルギー疾患対策基本法」って知っていますか?  どこに住んでいてもおなじアレルギーの指導を受けて、おなじ治療を受けることができるように、法律ができました。 妊娠中に、「うちの子、アレルギーは大丈夫かしら」と心配するママも多いですよね。こういう法律ができるほど、困っている患者さんが増えているということなんです。 アレルギーは、わたしたちのからだの「免疫(めんえき)」というしくみが、ちょっとだけいきすぎた状態です。また、自分のからだを守ろうとするしくみの病気なので、検査ですぐにわかる病気でもありません。そのため、赤ちゃんのときにあらわれたアレルギーの症状が、成長とともにあらわれなくなることもあれば、おとなに持ち越すこともあります。 ここでは、アレルギーという病気について、すこしだけお話しします。赤ちゃんのことをお医者さんと話すときに参考にしてください。 アレルギーは少しいき過ぎた「免疫」反応のこと人間には病気をおこす細菌やウイルスなどの“敵”から、からだを守ろうとする「免疫(めんえき)」というしくみがあります。アレルギーの人は花粉や食物などの、本来は“敵”でないものに対して、少しいきすぎた免疫の反応がおきてしまいます。 そして、一度アレルギーになると、次に同じものが体に入ってくると、くしゃみや鼻みず、皮膚のかゆみなど色々な症状があらわれます。 アレルギーは遺伝だけではありませんアレルギーは生活環境や遺伝など、さまざまな原因が組み合わさっておこると考えられています。遺伝といってもお父さんやお母さんから受けついだ遺伝子がアレルギーをおこすのではなく、“アレルギーになりやすい体質”を受けつぐお子さんがいます。 体質を変えることは難しいですが、生活環境を変えることはできるかもしれません。ダニ、ホコリなどの掃除を頑張るだけでもアレルギーは出にくくなります。 赤ちゃんのアレルギー症状を見逃さないで!赤ちゃんは成長するにつれて、風邪などのさまざまな病気になりますが、たとえば皮膚の赤み(湿疹)やかゆみがあっても、その原因が感染症による症状なのかアレルギーによる症状なのかはすぐに判断できないことが多いのです。 皮膚の赤みやかゆみ、腹痛や下痢、「ゼーゼー、ヒューヒュー」と音が出る呼吸器の症状など、お子さんにいつもは見ない症状があらわれたり、変だなと思ったらすぐにお医者さんにみてもらってください。 子どもの頃のアレルギーは治るかもしれません赤ちゃんは生まれてから育つ中でからだの組織が発達して、多くのアレルギーの症状があらわれにくくなります。ただし、アレルギーがすべてよくなるわけではなく、おとなになるまで持ち越すアレルギーもあります。 一方で、昔は治らないと考えられていたアレルギーがお薬で治る時代になりました。今後、遺伝子検査の進歩でさらにわかるかもしれません。詳細は、専門医に相談してみてくださいね。 p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px '.Hiragino Kaku Gothic Interface'; color: #454545}span.s1 {font: 12.0px 'Helvetica Neue'} お話を伺った先生 昭和大学医学部小児科学講座 今井 孝成先生 平成8年 東京慈恵会医科大学卒業、同年昭和大学小児科入局、国立病院機構相模原病院を経て、現職。
babyco編集部
赤ちゃんのアレルギー症状のこと②
赤ちゃんのかかりやすい代表的なアレルギーとその予防法をご紹介します。 アトピー性皮膚炎アトピー性皮膚炎は、皮膚が赤くなってとてもかゆくなり、なかなかよくなりません。赤ちゃんが1歳未満で2か月以上、1歳以上で6か月以上つづくときはアトピー性皮膚炎かもしれませんが、アレルギーを専門とするお医者さんに診てもらえばほとんどが軽快します。 ■症状:皮膚の赤みは、顔や首、頭にあらわれて、ひどくなると胸や背中、手足に広がります。健康な皮膚にはバリア機能がありますが、バリアが少なくなって炎症がおきやすくなります。 予防にはスキンケアをこころがけましょう。赤ちゃんは口の周りがよだれで症状がきれいになりにくいときがありますので、食事前になめても安全な白色ワセリンなど口周囲に塗ると効果的です。食後は口の周りを清潔にしてください。赤ちゃんの皮膚が乾燥しないように香料などの刺激がない(少ない)保湿剤やスキンケア用品で保湿してあげてください。 食物アレルギー食物を食べたときや吸い込んだりしたときに、食物に含まれるタンパク質がアレルギーの原因になって発症します。赤ちゃんでは鶏卵、牛乳、小麦が3大原因。食物アレルギーで病院を受診した患者さんの半数が1歳までの赤ちゃんです。 ■症状:原因となる食物をとって2時間以内に、かゆみ、じんましん、赤みなどの皮膚症状や目のかゆみ、口・のどの違和感などの症状があらわれます。症状が重くなると、息が苦しくなったり、おなかが痛くなったりします。 予防にはいま、アレルギー体質のある赤ちゃんが湿疹をていねいに治療とケアを進めたうえで、積極的にアレルギーになりやすいといわれていた鶏卵やピーナッツを(慎重に)食べさせることが、予防につながることがわかってきました。お母さんやお父さんがアレルギーをもっているときやお子さんのアレルギーが心配な方はお医者さんに相談してください。 アレルギー性鼻炎スギやヒノキなどの花粉が原因の花粉症やほこりやダニが原因の通年性アレルギー性鼻炎に分けられます。赤ちゃんのときにたくさん花粉に触れると2~3歳で症状があらわれるお子さんもいます。 ■症状:くしゃみ、鼻みず(すすっても戻らない水のような鼻みずです)、鼻づまりの症状があらわれます。花粉が飛び始めるとすぐに症状があらわれるお子さんもいれば、症状があまりあらわれないお子さんもいます。 予防には花粉が飛ぶときは不要な外出は避け、家族は帰宅するときに家に花粉を持ち込まないようにしましょう。室内は清潔に保ち掃除機をかけましょう。 p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px '.Hiragino Kaku Gothic Interface'; color: #454545} span.s1 {font: 12.0px 'Helvetica Neue'} お話を伺った先生昭和大学医学部小児科学講座今井 孝成先生平成8年 東京慈恵会医科大学卒業、同年昭和大学小児科入局、国立病院機構相模原病院を経て、現職。 p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px '.Hiragino Kaku Gothic Interface'; color: #454545}
babyco編集部
赤ちゃんのアレルギー症状のこと③
先生にママたちの気になる疑問を答えてもらいました! Q1.アレルギーにならないように、授乳中に気をつけることはありますか?母乳栄養児の場合、母親の食べたものが母乳を通して赤ちゃんの食物アレルギー症状(主にアトピー性皮膚炎などの皮膚症状)を誘発することがたまにあります。このため、治療してもなかなか治らない湿疹があるときは、専門のお医者さんに診てもらいましょう。 Q2.アレルギーにならないように、妊娠期間中から気をつけておくことはありますか?妊娠中のお母さんがアレルゲンを除いた食事を心がけても、生まれてくる赤ちゃんが食物アレルギーやアトピー性皮膚炎にならないように予防できるという科学的な証拠はありません。お母さん自身にアレルギーがあって食物除去しなければならない場合を除いて、妊娠中・授乳中に食べ物を制限する必要はありません。 Q3.生後3ヶ月ですがアレルギー検査を受けた方がいいですか?アレルギーの症状があらわれたことがなく、また、口にしたこともない食事について血液検査をすると本当は食べてよい食品をも除去してしまうことになりかねません。大切なのはお子さんが元気で成長できるようにバランスよく多くの栄養素を十分に食べることです。 Q4.アレルギーが気になります。母乳と粉ミルク、どちらをあげたらいいですか?アレルギー発症予防のためには母乳が良いのか、粉ミルクが良いのか、これまでたくさんの研究成果が報告されています。これまでの成果をまとめると、母乳でも粉ミルクでもアレルギー発症予防には差がないとされています。母乳の出具合に合わせて、どちらでも好きな授乳方法を用いると良いでしょう。 Q5.市販のミルクを飲ませたら、口のまわりが赤く腫れてしまいました。これが食物アレルギーですか?赤ちゃんのお肌はデリケートなので、唾液(だえき)に含まれる消化酵素で刺激をうけることもありますし、口のまわりにはさまざまなものが付着するので、それらの影響で腫れることがあります。ミルクを飲んだあとに腫れるのが口のまわりだけなら食物アレルギーの可能性は低いといえます。 Q6.食べ物アレルギーが気になります。離乳食の進め方を教えてください。かつて食物アレルギーの発症予防のためには、アレルギーを起こしやすい食物の食べ初めを遅らせることが勧められていました。でも、最近の研究成果によれば、遅らせることは、かえって発症の危険性を増す可能性が指摘されています。鶏卵や落花生に関しては、むしろ早めたほうがよいとする成果もあります。気になる場合は、専門のお医者さんに相談して、適切な時期に食べ始められるようにしましょう。 Q7.夫もわたしも重度の花粉アレルギーです。赤ちゃんの花粉アレルギー予防法があったら教えてください。ご両親がアレルギーをもっていると、お子さんもアレルギーになりやすい体質をもっているといえます。ただし、赤ちゃんが必ずアレルギーになるわけではありませんし、アレルギーの症状があらわれる前から始める治療はありません。神経質になることはありませんが、お母さんやお父さんが心がけているアレルゲン回避などの生活をお子さんと一緒に送ることがよいと思います。お子さんに症状があらわれたら、お医者さんに相談してください。 p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px '.Hiragino Kaku Gothic Interface'; color: #454545} p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 12.0px '.Hiragino Kaku Gothic Interface'; color: #454545} span.s1 {font: 12.0px 'Helvetica Neue'} お話を伺った先生昭和大学医学部小児科学講座今井 孝成先生平成8年 東京慈恵会医科大学卒業、同年昭和大学小児科入局、国立病院機構相模原病院を経て、現職。
babyco編集部
赤ちゃんの嘔吐!原因と対処法は?
生理的な嘔吐と病気による嘔吐を見分けて  赤ちゃんの胃は、大人の胃と違ってまっすぐな形をしていて、入口がしっかり締まっていません。 そのため、生後3ヶ月くらいまでは授乳後にゲップがうまくできなかったり、ちょっとした刺激があると吐くことがよくあります。 ただ、こうした生理的な嘔吐と違って、風邪や急性胃腸炎などの病気によって嘔吐することもあるので、まずは赤ちゃんの様子や吐き方をよくみることが大切です。 また、嘔吐が続くと脱水症が心配されますが、胃腸の動きが悪くなっているため、直後に慌てて飲み物を飲ませても吐き戻しが起こり、より脱水を起こしやすくなります。水分補給の仕方も知っておきましょう。   嘔吐のときの水分補給の仕方生理的な嘔吐でない場合は、胃が消化吸収できない状態なのでタイミングと量が重要です。   吐いた後、30分~1時間空けて吐き気のピークが過ぎた頃に、水分を与えます。 吐いた後、最低でも30分は飲食をさせず胃腸を休めましょう。30分~1時間あけて、飲めそうだったら飲ませて。 飲み物は母乳や経口補水液を水分補給は母乳やミルク、経口補水液がいいでしょう。 母乳でも、可能であれば搾乳してスプーンで少量ずつあげてください。   スプーンで少量ずつスプーンでひとさじずつ、時間をかけてあげます。 月齢が小さくても、先が少し細くなっているティースプーンをゆっくり傾けて口に注いであげると上手に飲めます。 赤ちゃんがたくさん飲みたがっても、哺乳瓶やマグは一気飲みしてしまうので、少しずつゆっくりを心がけて。   吐き気の状態を見ながらケアしましょう離乳食は一段階前に 吐き気が落ち着いて水分補給ができても、離乳食は一段階前に戻して赤ちゃんの様子を見ましょう。固形物は避け、軟らかいものを。   気持ち悪そうなときは背中をトントン他に症状がないか見ながら、吐いても大丈夫なように抱き上げ、優しく背中をトントンしたり、さすってあげましょう。   寝かせるときは横向きに仰向けの状態で吐くと、吐いた物が口・鼻を覆い呼吸ができなくなってしまうので、顔を横向きにして寝かせましょう。   吐物はすぐにキレイに吐いた物のにおいが残っていると吐き気をもよおすことも。吐いた物がついた衣類やふとんはすぐに替えましょう。 こんなときは病院へ吐いた後に機嫌がよく、吐く回数が1日に数回程度であれば問題ありません。元気がなくぐったりしている、発熱や下痢をしている、咳込むなどの症状がある場合や、噴水状に吹き出すような吐き方で日に何度も吐く場合は、受診しましょう。 今回お話をお聞きしたのは坂田清美先生助産師。病院、助産院勤務、新生児訪問等を経て、現在は首都大学東京で看護学生・助産師学生の指導・育成にあたっている。
babyco編集部
発熱しやすい赤ちゃん。お熱が出たら...
赤ちゃんの発熱の原因のほとんどが感染症赤ちゃんは抵抗力が弱いので、熱を出すこともしばしば。 発熱の原因はウイルスや細菌による感染症がほとんどです。 体内に入ったウイルスや細菌と闘うために体は体温を上げるので、熱が出ても慌てずに、適切なケアをして赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。  また、赤ちゃんは体温調節機能が未熟ということもあり、衣類の着せすぎや布団の掛けすぎなどで熱がこもって発熱する場合もあります。 こまめに体温調節を心がけましょう。普段から検温を習慣にして赤ちゃんの平熱を知っておくといいですね。 お熱が出たときは 体温変化に注意しながら、家で静かに過ごしましょう。 上がり始めは温かく、上がりきったら涼しく 熱の上がりはじめは寒気を伴うので、温めます。 熱が上がりきると暑くなるので、衣類や布団を減らして涼しくして。 「熱が高いから温かくしておかなきゃ」と厚着させるのはNG。   汗をかいたら拭いて着替えを 発熱時は汗をよくかくので、こまめに汗を拭いて、吸水性・通気性の良い素材のものに着替えさせましょう。   離乳食は一段階戻して 離乳食は赤ちゃんが欲しがるようなら消化のいいもので、硬さなどを一段階戻して与えましょう。 水分が十分に摂れていれば無理に与えなくてもOK。   こまめに水分補給 熱が高いと脱水症も心配です。湯冷まし、お茶などで水分補給を忘れずに。 一回量が多いと吐き戻すこともあるので、少しずつこまめにあげましょう。   機嫌が悪いときは冷やして 熱で寝苦しかったり機嫌が悪いときは、冷たいおしぼりや冷却ジェルなどを脚の付け根やわきの下に当てて、ひんやり気持ち良くしてあげましょう。   熱以外の症状もよく見て 機嫌や食欲、顔色・せき・鼻水・嘔吐・下痢・発疹などの症状が出ていないか、気をつけて見てあげてください。体温も1時間毎くらいに測りましょう。   先生!教えて 病院に行くタイミングは? 上記の”熱以外の症状”や、ぐったりして元気がない、水分が摂れないなどの場合には受診を。 元気で食欲もある場合は翌朝まで様子を見て。 3ヶ月未満の赤ちゃんは様態が急変することもあるので、発熱した時点で受診を。   解熱剤を使うのは? 解熱剤は医師の判断で、高熱でぐったりしていたり、眠れない、食欲がないなどの場合に使われます。 医師に用法用量(熱が何度以上、回数、時間など)をよく確認し、指示に従って使用しましょう。 今回お話を伺った先生坂田清美先生助産師。病院、助産院勤務、新生児訪問などを経て、現在は帝京平成大学で看護学生・助産師学生の指導・育成にあたっている。
babyco編集部
気になる赤ちゃんの咳、実は見分け方があるんです
赤ちゃんはちょっとのことで咳をします 咳というのは、喉や気管、肺などに異物が入ったときに、体がタンと一緒に異物を外に出そうとして起きる反応です。 風邪やその他の感染症により咳が出る場合もありますが、赤ちゃんは気管支などの発達が未熟なので、ミルクやほこりなどが喉に入ったり、気温が変化しただけでも咳をします。  赤ちゃんが咳をしたら、咳の状態と赤ちゃんの様子、その他の症状をよく観察することが大切です。 元気で食欲があるようなら、呼吸がラクになるようにケアをして、しばらく様子を見ましょう。   赤ちゃんが咳き込んだら   背中をトントン 手のひら全体を使って背中をさすったり、トントンと軽くタッピングしましょう。   たて抱っこ たて抱きにすると呼吸がラクになり、タンも出やすくなります。   水分はこまめにとって 水分補給は忘れずに。ミルクでも湯冷ましでも、普段飲み慣れているもので喉をうるおして。    メンソール系クリームを胸に塗る メンソール系のスースーするクリームを胸元などに塗ると、呼吸がラクになり、 気分もスッキリします。   お部屋の換気と湿度の調整 お部屋はまめに換気して空気を入れ替えましょう。 空気が乾燥していると咳が出やすいので、適度に加湿して。   上体を高くして寝かせる 横になるときは上体を高くすると◎。 タオルや座布団などを頭から背中にかけて敷きます。   心配な咳の見分け方 「コンコン」乾いた咳(タンのからまない咳)→おうちで様子見。 睡眠が取れていて、食欲、元気があれば、様子を見ていてOK。  「ゴホゴホ」タンのからんだ咳→元気がなければ受診 いつもより食欲がなく、なんとなく元気がない。睡眠もあまり取れないようであれば、受診しましょう。   「ケンケン」「ヒーヒー」苦しそうな咳→すぐに受診 咳き込みが激しく激しく呼吸が苦しそう。ぐったりしている。 泣き方に元気がない。顔色が悪いなどの場合はすぐに病院へ。   今回お話をお聞きしたのは…金子光延先生川崎市かねこクリニック院長産業医科大学病院小児科・国立中津病院小児科・聖マリア病院新生児科等で勤務。静岡赤十字病院小児科前副部長。 医学博士。専門:小児科・新生児感染症 母子保健 公衆衛生 http://www10.plala.or.jp/clinicmk 
babyco編集部
下痢
「普段のうんち」を知っておきましょう 赤ちゃんのうんちは大人に比べてゆるく、回数が多いので、下痢と見分けることが難しいものです。 硬さや回数には個人差があるので、一概に「1日何回以上は下痢」とは言えません。  ですので、日頃から赤ちゃんの「普段のうんち」の様子を知っておくことが大切で、 普段と比べて水っぽく、回数が多い場合は、病気を伴ういわゆる「下痢」と考えられます。  赤ちゃんの下痢の大半はウイルスによる感染が原因で起こりますが、 下痢以外の症状が無く、便の色も普段と同じで、機嫌がよく食欲もあるなら、家でケアして様子を見ましょう。    赤ちゃんが下痢をしたら  脱水症状にならないように水分補給 こまめに水分をあげて脱水症を防ぎましょう。  母乳やミルクが飲めれば、それを続けて。 水やお茶、ベビー用イオン飲料は、冷たいと刺激になるので人肌程度にして。 柑橘系の飲み物や果物は便がゆるくなるので避けましょう。     離乳食は消化のよいものを おかゆやジャガイモのデンプン質は、便を固める作用があります。  リンゴ、ニンジンなどのペクチンを含む食材もおなかに◎。  一段階前の離乳食に戻し、油分は避けて。  ★ただし、ニンジンは便にそのまま色が出てくると血便と見間違えるので注意。     清潔にしておむつかぶれを予防 下痢をするとあっという間におむつかぶれになってしまいます。 清潔にして、おむつの中がムレないように気をつけましょう。  おむつ替えのときに、座浴やシャワーでお尻をよく洗い、しっかり乾燥させて。     おなかを冷やさないように 冷えはおなかによくありません。 おなかがめくり上がらない衣服や腹巻などを着用して、おなかを温めるようにしましょう。     CHECK!普段のうんちとちがうかな? 便の状態とその他の様子をよく観察しましょう。  以下のような場合は受診することをおすすめします。   ・うんちが普段よりも、鼻をつくようなすっぱい臭いがする。 ・うんちが白っぽい・うんちに血が混ざっている。 ・嘔吐する。 ・熱がある。 ・水分をほとんど受け付けない。 ・顔色が悪く、元気がない(ぐったりしている)。 ・体重が減る。     ★受診の際には下痢をしたおむつを持参して、実際の便の状況を医師に見てもらうと良いでしょう。 
babyco編集部
赤ちゃんの爪と耳のケア
安全と清潔のために、こまめにチェックしてケアしましょう。  赤ちゃんの爪と耳は、とても小さな部位なのでお手入れを恐がってしまうというママが多いようです。  大人と違って、どちらも小さく軟らかいため、触るときの力加減もわかりませんよね。  ただ、爪が伸びていると、自分の顔や体を手で触った時に傷つけてしまうので、こまめにチェックして切ってあげることが大切。  耳も汚れが溜まりやすいので、毎日のお風呂上がりに水分を拭きとるついでに、汚れをとって清潔を保つようにしましょう。  どちらも、赤ちゃんが動いたりするなかで行うのは危ないので、赤ちゃんのご機嫌を見ながら、嫌がるような時は無理をせず、別の日にしましょう。    爪の切り方 爪切りのタイミングは、「手のひら側から見て爪が見えるようになったら」が目安のひとつです。    爪切りは赤ちゃん用を 大人の爪切りだと切りにくいので、先端が丸くなっているハサミ型の赤ちゃん用の爪切りがおすすめ。    首が座ったらお膝に乗せて ねんねの頃は横抱っこで、お座りができる頃にはママのお膝に座らせましょう。 その場合は対面にせず、大人が自分の爪を切るときと同じ向きにします。    爪の周りの皮膚を傷つけてしまったら 少しの傷で出血がすぐに止まればそのままでOK。 なかなか血が止まらないときには小児科を受診しましょう。   お風呂上がりはNG 赤ちゃんはもともと爪が薄く軟らかいので、お風呂上がりだと柔らかくなりすぎて深爪を起こしやすくなります。    眠っているときでも気をつけて 眠っているときのほうが腕の力が抜けていて切りやすいですが、 突然ビクッと動いたり、泣き出すこともあるので用心しましょう。   赤ちゃんの爪の切り方のポイント 真ん中から切るのではなく、まずは両角から切る。緩やかなカーブを描くように、数回に分けて切る。白い部分を少し残して深爪しないように。   耳そうじの仕方 お風呂やお風呂上がりのタイミングが◎。 赤ちゃんは耳の穴の入口から鼓膜までの距離が大人より短いので、綿棒で拭き取るときには入れすぎないように注意しましょう。   耳の裏側 耳の外側と同様。洗い忘れが多い場所なので、忘れずに洗って。    耳の外側 溝に沿ってお風呂おで優しく洗ったり、ぬらしたガーゼで拭き取る。    耳の穴 穴の入口付近を軽く綿棒で拭う程度。奥まで入れると危険。    起きているときがベスト 眠っているときは急に頭を動かしたり、月齢によっては寝返りをする可能性もあるので、起きていて機嫌のよいときにしましょう。    頭をしっかり支えて 仰向けに寝た状態の赤ちゃんに対面して覆いかぶさるようにします。 誤って耳の穴深くに綿棒が入らないよう、頭をしっかり支えます。   奥に見える耳あかは 耳あかは自然と奥から外に出てきます。 頑張って取ろうとせず、気になる場合は耳鼻科でとってもらいましょう。 今回お話をお聞きしたのは 坂田清美先生 助産師。病院、助産院勤務、新生児訪問などを経て、現在は帝京平成大学で看護学生・助産師学生の指導・育成にあたっている。
babyco編集部
うちの子”目やに”多くない!?
赤ちゃんの目は水はけが悪く、目やにが出やすい 目と鼻の間には「鼻涙管」という涙が目から鼻に流れ落ちる管があります。 赤ちゃんは身体が小さいぶんその管も細いため、涙が詰まりやすく水はけが悪い状態になりがち。  このせいで目に涙が溜まってしまい、目やにが出やすくなるのです。  ただ、量がやたら多く、黄色や黄緑色の目やにが出る場合には、感染や逆さまつげなど別の要因 も考えられます。  「赤ちゃんは目やにが出やすいものだから・・・」と放っておかず、目やにの状態をきちんと 観察することが大事です。        目やにの原因は? 赤ちゃんの目やにの原因は大きく分けて3つ。  目やにの状態をよく観察して、放置しないようにしましょう。      鼻涙管の詰まり 目から鼻に流れる涙の通り道が詰まると、いつも涙目だったり、目頭に白い目やにが少量見られます。  目頭のマッサージが効果的です。 一般的にはお座りができる頃にはよくなりますが、マッサージで改善せず、長引く場合には必ず受診を。     結膜炎 細菌やウイルスに感染すると結膜炎になります。 拭いてもすぐに出てくる、目頭から目尻までべったり、目が開けられないほどの多量の目やにが、出る場合や、黄色や黄緑色の目やに、白目が赤く充血するなどの症状が出た場合は受診をしてください。     逆さまつげ まばたきのときに不快な表情をする、しきりに手で目の付近をさわる、涙目、目やに、白目の充血などが見られる場合は、逆さまつげが疑われます。  一時的なケースもあるのですが、自己判断は難しいので、医師に相談しましょう。     ケアのしかた 赤ちゃんの目に触れるときは必ず清潔な手で。  ケアの後も、石けんで手をきれいに洗いましょう。        目やにの拭き取り方 清潔なガーゼで、目尻から目頭に向かってやさしく拭き取ります。  取りづらい場合は湯に浸したガーゼで。  一度拭いた部分で他のところを拭くのは避けて。     マッサージのしかた 鼻涙管の詰まりが原因で目やにが出るときに効果的。  赤ちゃんの目頭に、ママの手の人差し指か中指の指の腹をあて、軽く円を描くようにやさしくなでます。     点眼薬のさしかた 赤ちゃんの目を上下にやさしく広げ、点眼薬を1~2滴たらすのが一般的ですが、用法容量については医師または薬剤師の指示に従いましょう。   今回お話をお聞きしたのは、矢島床子先生母と子のサロン矢島助産院院長兼助産師23年間で取り上げた赤ちゃんの数は約4000人。心と身体で感じる健康的なお産のサポートをおこなっています。
babyco編集部
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